Welta Kamera Werke で生産された「Penti」には3シリーズあります。
シリーズ
初代のモデルは1956年からVEB Zeiss Icon社でWalter Henningによって開発され、1958年4月にVEB Welta Kamera Werke工場にてWelta Orixとして生産されましたが約1年後にPentiと改名されました。
新しいバージョンは1959年から露出計有賀Penti II 露出計なしがPenti !として販売されました。PentiIは1966年まで、PentiIIは1977年まで製造されていました。専用カートリッジは初期は鉄製Agfaで作られていたりしました。
- Penti
レンズはTrioplan 30mm/F3.5
当初はORIXという名でしたがPentiに改名
Penti Iが発売されたのち、Penti0と呼ばれるようにも - Penti I
レンズはDomiplan 30mm/F3.5
形状は貼革有無しの2種類あるらしい - Penti II
レンズはDomiplan 30mm/F3.5露出計が実装され
ボディカラーのバリエーションが豊富になりました。
カメラケースもポーチタイプと革製のストラップ付とありました
基本構造は変わりなく特長は
特長
- Weltaは1964年にPENTACONに吸収合併したため後期の
- レンズ周りがコンパクト過ぎて刻印が老眼者は読めない
- 使用するフィルムはSLカセット(ラピッドマガジン)に収められた35mmフィルム。
専用マガジンに通常の35mmフィルムの12枚以下相当を暗室でセットすれば撮影可能 - シャッターチャージにプランジャーを利用
- シャッター速度は、B・1/30・1/30・1/125しかないのでNDフィルターが必要
主な仕様(PENTI II)
- フィルムタイプ: 18mm x 24mm AGFA Rapid / SLカセットシステム
- レンズ: 30mm f / 3.5 Meyer-Optik Domiplan Vコーティング3エレメント
- フォーカス: 1メートルからインフィニティ
- ビューファインダー: 30mm投影フレームライン
- シャッター付きのスケールフォーカスシャッター: ツインブレードメタルリーフ
- スピード: B、1/30 – 1/125秒
- 露出メーター: ビューファインダーマッチニードル付きのセレンセルの結合
- フラッシュマウント: コールドシューとPC MおよびXフラッシュ同期
- 重量: 278グラム